天使(イスラエル留学生)のブログ

日記なのか、なんなのかゆーてますけども

凍てつく真冬に

お久しぶりです🙇‍♂️

夏は日本に帰ったり、いろんなことをした一年になりました。
一年も終わりということで、今一番近いイベントといえばクリスマスですよね
てことで、今日は小さい頃のクリスマスの話をしたいと思います。

何回かブログでも話したかと思いますが、昔の僕の家はまぁまぁ貧乏でした。今考えると日本全体が不景気だったのが理由だったのかもしれません。
どれくらい貧乏かというと、親の月末の給料日の2日後にはママが後2000円しかないとかいうし、冷蔵庫はわさびとしょうがだけ冷やされていました。

そんな家庭にやってきたクリスマス。僕はサンタさんにドラクエ9をサンタさんにお願いしました。ママはいい子にしてたからちゃんとくるよといい、サンタさんに手紙を書いて12月25日を楽しみにしていました。
そしてクリスマスの日、枕元にはDSのソフトの形のものが、中を開けてみるとそこにはドラクエ3が入っていました。僕は顔面蒼白。普通には?って言いました、ママに「ドラクエ9頼んだに3が入ってたんだけど」と、聞くと、サンタさん間違えちゃったのかもねと言われ、幼い僕はブチギレてふざけんなよ!クソやろう!と泣きながら叫んでいました。そしたらパパは僕に「うっせーな、そんなに嫌ならゲオに売りに行ってこいよ」と言ってきました。僕は「黙れよお前は!」と言って家を出て、その日は二学期の修了式だったので小学校に行きました。
学校に着くとみんなは何サンタさんからもらった?と話し合っています。仲のいい友達には僕がサンタさんにドラクエ9をお願いすることを言っていたので、その子から、「天使ドラクエきた?俺きたから今日一緒にやろうぜ」と言っってきました。僕は目をうるうるしながら朝寝坊したから、まだ見てないんだと適当に嘘をついて誤魔化しました。
僕の小学校にはサンタさんが来ないやつ、宗教が違うから来ないやつがいました。僕の親友のチュニジア人と緑川くんもそのなかの一人でした。学校が終わってから、チュニジア人と緑川が住んでる団地の階段でタバコを吸いにいくのが一瞬習慣でした。
そこでチュニジア人が「天使サンタきた?」と黒のマルボロに火をつける僕に聞いてきました。
僕は出来事を全てその二人に話しました。すると、爆笑しながら「絶対そっちの方が安いからだよ!」と言われました。僕は値段?サンタさんなのに?その時まで、僕はサンタさんを100%信じていました。「チュニジア人にサンタは親がやってるってパパが言ってたよ」と言ってきました。僕はそこで点と点が一つの線になりました。
サンタ=親=お金ない=月末が給料日=クリスマスは25日一番お金がない週
納得しました。

こんなこと記憶が覚えてなかったのに、日本に帰った時に自分の懐かしいものを見ていたら、ドラクエ3が出てきました。
今はもう20を越え少しは1000円を稼ぐ大変さをわかっています。
あの時はお金がないのに3人の子供たちにクリスマスを喜んで欲しくてプレゼント買ってくれた親を思うと普通に胸が痛くなりました。
なので今回面と向かっては恥ずかしくていえないので、ママとパパに、あの時はごめんなさいとありがとうを伝えたくて書きました。

それでは皆さん凍てつく真冬にメリークリスマス🎅